介護福祉士がきめ細かいプライベートケアを提供!パブリック介護との違いやメリデメを解説!

制度上の制約が多いパブリック介護を補完するサービスとして注目されているのがプライベートケアです。特に介護福祉士によるプライベートケアは専門性と自由度が高く、パブリック介護とも柔軟に組み合わせることができます。この記事では、プライベートケアとパブリック介護の主な違いやメリット・デメリットを解説します。

介護福祉士のプライベートケアを解説

介護福祉士が提供するプライベートケアとは?

介護福祉士が提供するプライベートケアとは、国家資格を取得し、専門知識やスキルを持ったスタッフから受けられる介護保険外のサービスのことです。

プライベートケアでは以下のようなサービスを受けることができます。

プライベートケアの特徴は、被介護者やその家族に合わせたオーダーメイドな介護や支援を受けることができるサービスです。
被介護者やその家族に寄り添った介護、支援サービスになります。

プライベートケアのメリット、デメリットを紹介します。

プライベートケアには多くのメリットがあります。介護保険では介護、支援を受けることができない人や不十分な人にとっては嬉しいサポートになります。

介護福祉士が提供するプライベートケアをもっとよく知るために介護保険について知っておいた方がよいでしょう。

介護保険とは、要介護状態にあると認定された65歳以上の高齢者や医療保険加入者で特定疾患の45歳から64歳までの人が受けられる介護サービスです。

介護保険により1~3割の自己負担で介護を受けることができます。

介護保険でのサービスは、被介護者にとって、利用時間的制限やサービス内容、利用時間帯の制限を感じさせる場合があります。
介護保険内のサービスは主に以下のようなものがあります。

パブリック介護とはどこが違うの?

パブリック介護とはどこが違うの?

パブリック介護との違いは以下のとおりです。

以上の違いをまとめると、プライベートケアは、公的な制度に縛られず、自由で柔軟な介護を提供し、また受けることができますが、逆に公的な金銭的支援がないので費用が高くなります。

パブリック介護とは、介護保険が適用される介護や支援のことです。公的な制度や施設、機関の中で介護を行うので、被介護者一人ひとりに合った柔軟なサービスは受けられないが、公的な金銭的支援があり、介護費用を抑えることが可能です。
介護福祉士のプライベートケアとは?

プライベートケアを利用したほうがいい人

プライベートケアを利用したほうがいい人の特徴は以下の2つになります。

● パブリック介護を利用できない人
● パブリック介護で受けられない介護や支援を受けたい人

パブリック介護には、厳格な利用者の基準が定められているため、誰でも介護や支援が受けられるわけではありません。

パブリック介護を受けることができない、要介護、要支援の認定を受けていない高齢者や子ども、生活が困難な人は、プライベートケアを利用したほうがいいでしょう。

パブリック介護の利用基準は以下のように定められています。

特定疾病は以下の16個となります。

1. がん(末期)
2. 関節リウマチ
3. 筋萎縮性側索硬化症
4. 後縦靱帯骨化症
5. 骨折を伴う骨粗鬆症
6. 初老期における認知症
7. 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症およびパーキンソン病
8. 脊髄小脳変性症
9. 脊柱管狭窄症 
10. 早老症
11. 多系統萎縮症
12. 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症
13. 脳血管疾患
14. 閉塞性動脈硬化症 
15. 慢性閉塞性肺疾患
16. 両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

パブリック介護は、介護保険の制度の中で運営しているため、利用できる人、内容、時間に制限があることが分かります。

パブリック介護を受けている人でも、もっと自分に合った介護、支援を受けたいという場合はプライベートケアを利用したほうがいいでしょう。

プライベートケアを利用した方がいい人

パブリック介護を利用したほうがいい人

パブリック介護を利用したほうがいい人の特徴は以下の2つになります。

●パブリック介護の利用基準に当てはまる人
●パブリック介護の内容に満足している、不満がないという人

先ほど紹介した、パブリック介護の利用基準に当てはまる人は積極的にパブリック介護を利用したほうがいいでしょう。

なぜなら、パブリック介護は公的な制度で運営させているため、公的な金銭面の支援を受けることができます。
具体的には、収入に応じて介護費用の自己負担額が1~3割に抑えることができます。

現在受けているパブリック介護になんの問題や不満がなく、満足しているという人は継続してパブリック介護を受けたほうがいいでしょう。

なぜなら、前述したとおり、パブリック介護は自己負担額が1~3割になるからです。
一方、プライベートケアは介護保険適用外のサービスのため、介護費用を全額自己負担することになります。

プライベートケアが特別必要ではない人は、パブリック介護を積極的に利用しましょう。”

パブリック介護を利用した方がいい人

プライベートケアを利用したいと思ったら?

プライベートケアを利用したいと思ったら以下の手順で依頼をしてみましょう。

1. 問い合わせ・相談
メールや電話で問い合わせ、相談をします。緊急の場合は電話で問い合わせをしましょう。

2. サービスの提案や利用登録、見積
依頼先によって、利用方法が異なる部分です。
サービス利用に会員登録が必要な場合があるところやサービス内容を提案してもらい見積もりをしてもらう場合などさまざまです。

3. 依頼の確定
サービス内容や担当するプライベート介護士が確定したら、メールや電話で連絡がきます。
相性の良いプライベート介護士がいれば指名するのもいいでしょう。

4. サービス利用
実際にサービスを受けます。サービスを終了後に満足度などを聞かれる場合もあります。

重要なことは、プライベートケアを専門にしている企業や団体は電話やメールで相談を受け付けていることが多いので気軽に相談をすることです。
プライベートケアが本当に必要なのか、どのようなサービスが必要なのかと気軽に相談をするといいでしょう。

パブリック介護を利用したほうがいい人

プライベートケアにはどのくらいの費用がかかる?

プライベートケアの費用を以下にまとめました。

依頼先や地域によって若干異なりますが、上記のような金額が一般的なようです。プラスで交通費や指名手数料、延長代金がかかる可能性があります。
継続的な利用、長期的な利用で費用を抑えられる傾向にあるようです。

プライベートケアは、全額自己負担になるため、自己負担額が1~3割で抑えられるパブリック介護と比べると費用が高く感じることでしょう。

費用がかかる分、自分に合ったオーダーメイドの介護、支援を受けることができます。今の生活をよりよい方向に改善していくためにも、必要なプライベートケアを考えて、利用するのがいいかもしれません。

プライベートケアを利用したいと思ったら?

プライベートケアのかしこい利用パターン

プライベートケアは、自分に合ったオーダーメイドな介護や支援を受けられると紹介してきましたが、具体的な利用パターンは以下のようになります。

●散歩や趣味のための外出の付き添い
●金銭の管理や契約書の記入などの手伝い
●洗濯、調理、買い物、布団干し、掃除などの家事援助
●正月・節句などのために特別な手間をかけて行う調理
●大掃除、窓のガラス磨き、床のワックスかけ、家屋の修理、家具の移動や修繕
●草むしりや花木の水やり、犬の散歩などペットの世話
●車の洗車や清掃
●来客にお茶を出す、食事の手配をする

以下のような内容はプライベート介護士に依頼できない場合があります。

●医療行為や理容行為など介護関係以外の資格を必要とする内容
●専門的な知識を必要とする内容

プライベートケアの利用パターンとして、身の周りの生活支援をしてもらうのがかしこい利用方法のようです。
介護保険では依頼することができないことを依頼できる、痒い所に手が届くのがプライベートケア最大のメリットです。

プライベートケアはどれくらい費用が掛かる?

プライベートケアの利用でトラブルが起きたら?

プライベートケアの利用でトラブルが起きたら以下の窓口に相談しましょう。

プライベートケアを依頼した企業や団体に電話やメールで問い合わせや相談ができる場合は、そちらに相談することをおすすめします。

サービスの内容について満足度など意見を聞かれる場合は遠慮なく正直な意見を伝えてみてもいいでしょう。

プライベートケアでトラブルが起きたら?

プライベートケアの利用に年齢制限はある?

プライベートケアの利用に年齢制限はありません。子どもからお年寄りまで幅広く、必要な介護、支援を受けることができます。

プライベートケアの利用に年齢制限はある?

介護福祉士によるプライベートケアのまとめは以下のとおりです。

●介護福祉士が提供するプライベートケアとは?
●パブリック介護との違い
●プライベートケア、パブリック介護を利用したほうがいい人の特徴
●プライベートケアの利用方法とトラブル時の相談先
●プライベートケアのかしこい利用方法

介護福祉士によるプライベートケアでは、国家資格を取得した専門の知識、スキルを持ったスタッフからサービスを受けることができます。

プライベートケアは、介護保険外のサービスを受けることができるため、パブリック介護と異なり、時間的制限や内容的な制限を受けずに自分にあったオーダーメイドな介護、支援を受けること可能です。

プライベートケアの費用は利用者が全額負担する必要があるため、パブリック介護を利用できる人、満足している人はパブリック介護を積極的に利用したほうがでしょう。反対に、パブリック介護を利用できない人、不満がある人は、専門家に相談をした上でプライベートケアで必要な介護を受けることがおすすめになります。

プライベートケアを利用する際やなにかトラブルが発生した際は、電話やメールで相談、問い合わせをすうのがいいでしょう。プライベートケアは、介護だけでなく身の周りの生活をサポートしてもらえるので、痒い所に手が届くサービスです。専門家としっかり相談した上で、必要なサービスを無駄なく、かしこく利用してみてください。

Mana Pono公式LINE